弁護士会講演記
先日、多くの弁護士の方々を前に離婚カウンセラーとして講演させていただく機会をいただきました。
講座の議題は「離婚カウンセラーが教える離婚相談」。
講師として当法律事務所の弁護士堀井と田村がマイクを持ちました。
普段われわれが離婚カウンセリングの現場において実用しているノウハウについて説明してほしいというご依頼でした。当事務所の離婚カウンセリングが高く評価され、このような機会をいただけたことをとてもうれしく思います。
今回の講座では「カウンセリングの技術を法律相談へ応用しよう」という先生、「これから実際にカウンセリングを始めてみよう」という先生方が数多く参加されていました。若手の先生が多く、大変熱心に話しを聞いていただけましたので、マイクを持つ手にも力が入りました。
具体的には、私たちが離婚カウンセリングを始めたきっかけや、カウンセリング方法、お客様との信頼関係の築き方。そしてなぜ今「離婚カウンセリングが求められているか」についてお話させていただきました。
離婚の法律相談はどこの法律事務所でもやっていますが、「離婚カウンセリング」を取り扱う法律事務所はまだまだ多くありません。
事実、離婚カウンセリングといえば岡野あつこさんが有名ですよね。他にも心理カウンセラーの方々が数多く活躍していらっしゃいます。法律事務所とはイメージが結びつかないかもしれません。
しかし、私たちは法律事務所で離婚カウンセリング、またはそれに準じた相談が受けられるようになれば、お客様にとってのメリットは大きくなると考えております。
そのためにも、この機会に離婚カウンセリングという手段があることをたくさんの先生方に知っていただきたいと思いました。
法律事務所での「離婚カウンセリング」のメリット
- 具体的な方針が決まっていなくても、気軽に相談できる。
- 気持ちの整理ができる。
- 法律的アドバイスをもらえる。
- 実績や統計に基づいた情報。
- 心理的アプローチによる解決方法を期待できる。
- 複数の解決策・ゴールの提示。
- 「方向性がちがう」などのトラブル回避。
- いざ離婚となったとき、すぐに適切なサポート・アドバイスを受けることができる。
まだまだ離婚カウンセリングを取り扱う法律事務所が少ない一方、お客様からの離婚カウンセリングへのニーズは日々増えていると感じます。お客様の抱える悩みは様々で、解決方法もそれぞれです。離婚する・しないだけでなく、修復したい、時には新しい相手との恋愛相談にも乗ってほしいとのご依頼もあります。
「そんなことも話をするの!?」と驚かれている先生もいらっしゃいました。ですが、幅広く対応させていただくことでお客様と法律事務所や弁護士がより身近なものになっていると思います。
このような講演を通して、法律事務所での「離婚カウンセリング」が広く知られるようになれば幸いです。
講座では時間の区切りがあり、全てのことを話しきれませんでしたが、この講座に参加してくださった先生方がご活躍されることを期待しております。
お電話、メールでのご予約を承ります。
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- 夫は会社の女性社員と不倫をしているようです。このところ帰宅時間が遅く、家でも様子がおかしいので問いつめたら、白状しました。夫が白状しているので離婚はできますか
- 離婚の相談で多い相談が、自分の持っている浮気の証拠が十分ですか、というものです。その証拠を何に使用するかによってそれが十分かどうかは回答が異なります。法的手続きとなった場合の証拠としては、不倫相手とのメール、一緒に写った写真、などが有力な証拠と言えます。しかし、口頭で夫が認めただけでは、後に言っていないと否定されてしまえば何の証拠にもなりません。そこで、会話を録音する、手紙にしてもらい署名してもらうなどして証拠化する必要があります。 反対に、一緒にホテルに行った写真まではなくても、いくつかの証拠を併せて、不貞の認定がされる場合もありますし、尋問で相手方を崩すことで立証される場合もあります。証拠が十分かお悩みの方は、法律相談で遠慮無くお聞きになって下さい。
- 離婚をせずに不倫相手から慰謝料をもらいたいのですが。それでも相談にのって貰えますか。
- 夫が不倫をしたが、子供がまだ小さい、働いておらず経済的に自立できないといった理由から離婚をしないという選択をする方はいらっしゃいます。あなたの気持ちが夫を許せなくても経済面を重視する、または結婚を続けた方が自分にとって有利だということであれば、私達はあなたのご希望の沿った形での解決のお手伝いをさせていただきます。
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