弁護士による離婚相談　弁護士法人フラクタル法律事務所

つちやかおりさん、離婚騒動の裏の女性心理

現在、タレントのつちやかおりさんの離婚騒動が、センセーショナルにメディアに取り上げられていますね。
先日の、つちやさんの会見では、自身の不倫を認めて、夫の布川敏和さんに離婚を求めました。
しかし、不倫相手とされた割烹料理店に勤める男性は、つちやさんとの不倫関係を否定しており、つちやさん側の勘違いであったという報道がありました。

不倫の真偽は当事者にしかわかりませんが、通常は、不倫をしているのであれば、そのような不利な事実を敢えて認める理由がありません。
なぜなら不倫が事実であれば、つちやさんが有責配偶者となってしまい、布川さんとの離婚すら認められない可能性もあるからです。

ではなぜ、つちやかおりさんは、不倫について、先走って思わせぶりな発言をし、殊更にメディアの前で発表までしたのでしょうか？
その裏にある心理については「私は、女性としてまだ終わっていません」という気持ちがあるからです。
つちやさんが一見、円満な家庭を崩壊させるような矛盾した行動の背景には、今まで家事育児に一生懸命頑張ってきた女性の悲痛な叫びがあるのです。

つちやかおりさんは、結婚した後、華やかな芸能界から事実上引退し、専業主婦として、家事・子育てに追われ、家庭を支える生活を過ごしていたようです。

一般的に、専業主婦は、何年続けても、社会的キャリアを積み上げられるわけではありませんし、夫からの感謝も年月を重ねるごとに薄れてくるのが現実です。

また、歳をとるにつれて、女性として扱われなくなるという悲しい現実もあります。
しかし、いくつになっても女性として尊重されたいという気持ちは誰にでもあります。

特に、つちやさんは一度はスポットライトを浴びた方ですので、世間から認められたい・注目を浴びたいという願望は人一倍あると思われます。

そして、ふとある日、自分の年齢を意識した時に、このまま年を重ね続けていいのだろうか？と考え、ここで、最後に一華咲かせたいという願望が湧きあがることになるのです。

つちやかおりさんの場合、その願望の結果として、メディアの前で不倫騒動を起こすという行動に繋がったのかもしれません。

他の方で例をあげますと、峰竜太さんの妻である海老名美どりさんが、自身の小説出版会見をした際、事前に離婚会見をすると思わせて、注目を集めるということがありました。
また、妹の泰葉さんの場合、夫の小朝さんとともに金屏風での離婚会見をするという、前例のないパフォーマンスを行い、メディアから大きく取り上げられました。

このような行動も、自分の存在を認めてほしいという、叫びの表れと解釈することができます。

旦那さんとしては、苦労をかけてきた奥さんが募らせてきた悲しみの感情のケアをしてあげることが必要になります。
今まで、一生懸命、家庭のために頑張ってきた奥さんを労い、精神的なフォローをしてあげるのがよいでしょう。

そのようなケアを怠ると、夫婦関係を修復できない事態に発展しかねません。

布川敏和さんは、関係修復を希望ということなので、今が、頑張りどころですね。